1. 江川紹子さんと考える~「取調べの可視化と裁判員制度を考える市民集会」
ブログ マチベンの日々

 
本日午後、「江川紹子さんと考える~『取調べの可視化と裁判員制度を考える市民集会』」に参加(ウイングス京都)。
人が集まるか心配されていたが、一応、ホールの席はほぼ埋まった状態だった。
 
江川さんのTWITTERによると、昨日は北海道で仕事、今日も京都のこの集会が終わり、新緑の京都を散策することなく、東京へトンボ帰りのよう。
江川さん、お疲れ様でした。
 
江川さんは、これまでの刑事裁判の中で冤罪が生まれてきた背景には、検察だけでなく、裁判官の調書に対する盲目的な「信頼」があることを強調された。全く同感。
また、厚生労働省の村木厚子さんの事件のフロッピーを改ざんした前田元検事の刑事公判は、震災後の混乱の中でマスコミも大きく取り上げることなく、また前田被告人自身や訴追者である検察官も、早くこの事件の幕を引きたいがために、あっさり終わってしまったが、このような事件についての訴追は身内である検察官以外の者が行うような制度改革をすべきとの意見もなるほどと思われた。
 
2012年5月の裁判員制度施行3年に向けて、現在、制度の見直しが議論されている。冤罪を生まないための一層の改革が求められる。
 
 

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