(京都新聞2010年9月18日朝刊)
京都府警下鴨署の巡査部長である夫からDVを受けていた妻が右京署に被害届を出したところ、その直後に、その情報が下鴨署に伝えられ、更に下鴨署が夫本人に伝えていたことがわかったという。そのため、妻は、夫側から被害届を取り下げるよう圧力を受けた。
ひどい話である。
DV事案については、京都府警もわりと機敏に対応してくれ、頑張ってくれていると思っていたのに、やはり身内には甘い。
下鴨署の副署長は「事実確認のため、伝えただけ」とコメントしているが、夫が一般人なら、こんなことしないでしょう。
ちなみにDV法は、被害者の安全の確保や秘密の保持に十分配慮するよう、捜査関係者にも求めています(23条)。