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2014年10月アーカイブ

京都市ゴミ屋敷条例

京都市がいわゆるゴミ屋敷対策のために「京都市不良な生活環境を解消するための支援及び措置に関する条例」を制定しようとしています。条例案では、行政の改善命令に従わない場合は、強制的に「ゴミ」の処分を行うことができる内容となっています。大阪市など一部自治体でも条例が制定されているところがありますが、他の自治体の条例では、有識者による審議会が設置され強制処分を行う前にその意見を聞かなければならないとされています。ところが、京都市の条例案ではそうした審議会の設置が予定されていません。「ゴミ屋敷」を作ってしまう人の多くは地域社会から孤立し、何らかの問題を抱えている人です。医療や福祉の専門家の意見を聞くことなく強制的に「ゴミ」を処分できるというのは、いかがなものかと思います。

もちろん、「ゴミ屋敷」が地域住民にとって大きな問題であること、その改善が必要であることは全く同意見です。しかし、強制的に「ゴミ」を処分するというだけでは根本解決にはならず、同じことが繰り返されるだけでしょう。その人が抱えている根本の問題を解決しなければなりません。

嫌なもの、見たくないものは、隔離排除するという最近の風潮がありますが、隔離排除して私たちの目につかないようにすることだけで問題を解決したことにはなりません。行政は、野宿者を公園から閉め出すために寝ころべないように長いすの間に仕切りをもうけたり、寝泊まりできないように橋の下にフェンスをはったりしていますが、同じような安易な考えだと思います。行政は個人とは異なりそうした問題を抱える人を救う力を有しているのですから、安易な方向に流れないように願うばかりです。

略歴
大阪府出身
洛北中学校卒業
立命館高校卒業

1985年
立命館大学法学部入学 薬師寺ゼミ(国際公法)

1996年
司法試験合格(50期)

1998年
弁護士登録 京都法律事務所入所

2011年
京都弁護士会 副会長

2013年
京都弁護士会 高齢者障害者支援センター運営委員会 副委員長・京都弁護士会 紛争解決センター運営委員会 副委員長

2014年
京都弁護士会人権擁護委員会委員長
日弁連人権擁護委員会
近畿弁護士連合会人権擁護委員会
日栄・商工ローン被害対策京都弁護団 事務局長
中国残留孤児国家賠償訴訟京都弁護団 事務局
シベリア抑留国賠訴訟弁護団 事務局長
青年法律家協会京都支部 事務局長
NPO法人 患者の権利オンブズマン関西常任委員などを歴任

趣味等
学生時代は中高大とソフトテニス部に所属していました。最近は小ネタ手品に興味があります。

ココ山岡事件
日栄不当利得金返還請求訴訟その他消費者事件
薬害ヤコブ病事件
中国残留孤児国家賠償訴訟
城山共同作業所事件
医療過誤事件
今西税金裁判
シベリア抑留国家賠償訴訟
新生存権裁判

弁護士として最初にかかわった事件が医療事故であったので、医療事故に関心があります。
また、最近は、裁判所から遺産分割、遺留分減殺請求や破産管財事件、成年後見事件を引き受けることが多くなっています。
法律事務所に来られる方は、精神的に追い詰められた方が多いので、ご相談をお聞きするときは、話しやすい雰囲気を作るように心がけています。また、事件のご依頼を受けた場合は、事務所のモットーである「敷居は低く、志は高く」を意識しつつ、できるだけ難解な法律用語を使わないようにして事件の進行について理解をしていただきながら、一緒に事件解決を目指すようにしたいと考えています。