1. »
  2. »
  3. » 2013年11月

2013年11月アーカイブ

弁護士の昼ご飯

 弁護士さんは普段どういうところで昼ご飯を食べてるんですかと聞かれることがあります。私の場合は、ほとんどが事務所近くのお弁当屋さんかパン屋さんで買ってきて、PCを見ながら10分くらいでパパッと食べることが多いです。回りの弁護士を見ても、弁護士は全体的に「早飯」、「ながら飯」が多いようです。
 でもたまに気分転換をしたいときには外に出ることがあります。最近、事務所の近くに、かつやという和食ダイニングの店がオープンしました。昼時にふらっと寄って唐揚げ定食を注文したのですが、これが旨かった! 衣はカラッと、中はジューシー、サラダもついてボリューム満点。煮物などの小鉢が2つに漬け物と赤だしまでついて780円は安い。ご飯も旨かったし、本格的に修行しはったやなということが分かる味でした。店員さんも元気よくて、ちょっと幸せな気分になりました。

和食ダイニングかつやhttp://loco.yahoo.co.jp/place/4995172e9196af756bd9ffc624987ae30d02f7db/

  被相続人(親)の遺言に基づいて共同相続人ABCのうち、Aが遺産である不動産2件(自宅と賃貸マンション)を単独相続したという事案で、Bが遺言の無効確認を求めていた訴訟で、先頃、裁判上の和解が成立しました。和解の内容は、遺言の無効を確認した上で、自宅についてはAが単独相続し、賃貸マンションについては売却した上で代金をBCで2分するという内容で、ほぼ法定相続分に近い解決を得ることができました。

 本件では、被相続人が遺言の1年以上前から認知症を患っており、遺言のちょうど1年前の時点で、長谷川式認知症スケールで14点という結果でした。長谷川式認知症スケールは30点満点で、20点以下は認知症の可能性が高いと言われています。また認知症の重症度別の平均点は、非認知症が24.3点、軽度認知症が19.1点、中等度認知症が15.4点、やや高度認知症が10.7点、高度認知症が4.0点とされており、本件の場合は遺言1年前の時点で中等度以上に進行していました。
  また遺言の約半年前に作成された介護保険専用主治医意見書によると、長谷川式スケール16点、「痴ほう性老人の日常生活自立度」は「Ⅲa」(日常生活に支障を来たすような症状・行動や意思疎通の困難さが見られ介護を必要とする状態が、日中を中心として見られるレベル)、「理解および記憶」については、「短期記憶」が「問題あり」、「日常の意思決定を行うための認知能力」は「判断できない」となっていました。また遺言の約1ヶ月後のカルテによると長谷川式9点とされていました。

   遺言無効確認請求訴訟において、和解で遺言の無効を確認することは珍しいと思いますが、本件では、診療記録を受任直後に取り寄せて詳細に分析して遺言能力の欠如を明らかにしたことが、上記のような解決に結びつきました。


 相続に関する事件は、財産的な面のみならず、故人に対する思いや故人との関係も含めた心情が紛争の核心にあることが多いと言えます。その意味で、本件では、Bさんの故人に対する思いが守られたことが最も大切な成果だったような気がします。
                                                           以上

略歴

京都府宇治市出身
府立城南高校卒業
高校時代は野球部に所属、3年間白球を追いかける毎日でした。

立命館大学法学部卒業
久岡ゼミ(刑事訴訟法)
1999年
司法試験合格(54期)
2001年
弁護士登録、京都法律事務所入所

2011~2014年度 京都弁護士会労働と社会保障に関する委員会委員長

自由法曹団本部常任幹事、2015年度京都弁護士会副会長

労働弁護団幹事

  • 関西建設アスベスト京都訴訟
  • ジヤトコ偽装請負解雇・雇止め事件
  • 社保庁分限免職処分取消訴訟
  • 友禅一般解雇事件
  • 駒タクシー違法配転事件
  • キャビック未払賃金請求訴訟
  • 地労委労働者委員不当任命取消訴訟
  • 京都市教組超勤訴訟
  • シベリア抑留者国家賠償請求訴訟
  • 中国残留孤児国家賠償訴訟事件訟

労働事件(解雇・更新拒絶・賃金不払い・不当労働行為など)。

刑事事件、少年事件。

一般民事事件(借地借家・交通事故・不動産・損害賠償・消費者被害など)、家事事件(離婚・相続・遺言・遺産分割など)、自己破産・債務整理・個人再生等。

憲法問題、労働問題ほか各種学習会の講師。

暗い顔で事務所に来られた方が、安心した顔をされるとこちらもうれしいものです。今後も、依頼者、相談者の方々に喜んでいただけるように、技術と感性を磨いていきたいと思います。
事件としては、だいたいの事件は取り扱います。
特に力を入れているのは、労働事件、刑事・少年事件などですが、お悩みのことがあれば、手遅れになる前に何でも気軽にご相談ください。